「冷夏で今年の米は不作だ」などと叫ばれてる中こういうことを言うのは贅沢なのですが、僕は結構ご飯に関してはこだわります。と言っても品種ではなく、炊き立てか保温したご飯かです。我が家の炊飯器はぼろかったので、保温したご飯はところどころ冷えて固まってるのです。僕はこの固まった部分を奥歯でグニュと噛み締めた瞬間に体が拒絶反応を起こすのです。どんな拒絶反応かは具体的に書いてはいけないような気がするので、交通を例にあげるなら、一方通行の道路を順調に走ってた数台の車が突然バックで走り出すのです。もう、道路は大パニック!そんな感じです。これは好き嫌いを超えて苦手の世界です。
 ところで「ぼろかった」と過去形だったのにお気づきでしょうか?新しいのに買い替えたのです。微妙に味が前と違う気がしないでもないです。まぁ、確実に保温したご飯が固まることはないでしょう。 
 突然ですが僕が小さかった時に家族でバーベキューをした時の話です。飯ごう炊飯でご飯を炊いたのですが父が蓋を開けるとものすごい勢いで出てくる白い湯気、もうそれだけでワクワクなのですがご飯を配る際に言った父の一言。
「お、おこげじゃん。これがおいしいんだよな〜」
それを聞いた僕は
「おこげ、くれ〜くれ〜」と頼むと茶碗に盛られた半分以上のごはんがおこげでした。で、食べた感想は非常にまずかったです。今思えばお父さんなどのように丁寧に『お』なんかつけずにタダの父さん、すなわち「おこげ」ではなくタダの「こげ」で良かったと思います。いや、むしろ「ムカツクこげ」とか「なんだこのこげはッ」で良かったのです。
 そんな思いを持ってる僕が炊飯器の説明書を見ていると『キツネ色の香ばしくておいしいおこげも出来ます。』とのこと・・・・。えッ?!おこげってキツネ色なの?僕が食べたのは真っ黒だった!・・・・。おこげに対する考えが少し変わった今日この頃です。

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西

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