卒業式

2004年3月1日
 今日卒業式がありました。僕は卒業証書をクラスを代表して受け取るという大役が合ったのでかなり緊張しました。今日はそのことも含めて説明するために27日のことから書きます。

 27日、その日は卒業式の予行練習でした。2月1日から自宅学習になり27日ぶりの友達との再会です。
 体育館に向かう途中、「にし!」と担任の先生が呼んでいます。僕のことかな?と思って振り返るとやはり僕のことでした。
「にし、大役がある。クラス代表して卒業証書を貰う」
「え?何で僕が?」僕の学校では一人一人に証書を受け取るのではなく(一応一人一人の名前が呼ばれて生徒はハイと返事をするが)、クラスの代表が壇上にあがり校長先生からクラス全員分の証書を受け取るのです。その代表にまさか僕が選ばれるなんて思いもしませんでした。
「いいじゃん。俺が指名した」先生がこう言うとまぁ、別にいいかぁ〜という気になってしまいました。
 が、実際に体育館に入り冷静に考えると僕は緊張するタイプなので出来るだけこういう晴れ舞台は避けたいところです。「クラスの代表をして隣りのクラスに黒板けしを借りて来い」と言われたら、僕から進んで借りに行っても良いですが、クラスの代表をして卒業証書を貰うのはどうしても嫌です。
 が、そんなことを考えてもどうにかなるわけなく、いきなり話は卒業式の話になります。

 卒業証書授与は式の始めのほうにあります。それまでは、まず来賓の人に頭を下げて次に職員の人壇上に上がって礼左足から出て証書を受け取ったら左脇に抱えて右足から下がって礼して壇上から降りて来賓の人に挨拶して職員に挨拶して自分の席とは反対側にある机に全員の証書を置いてそれから自分の机に戻ればいい、ということで頭が一杯です。が、いざ、「二組代表、にし〜」と呼ばれると頭の中が真っ白になります。校長先生の前で引きつった笑みを浮かべつつ無事証書を受け取り来賓にも頭を下げました。が、それから回れ右をしようとしたら思いのほかシューズが滑らず、一瞬よろめいてしまいます。「うわ〜、かっこわる〜」と思っても後の祭りです。

 まぁ、たとえどんなにかっこ悪くても卒業証書を貰ってしまえばこちらのものです。後は司会者が「卒業生起立」と言えば立ち上がるなど、まわりに遅れないように気をつければ言いだけです。卒業証書をクラス代表で受け取るという(個人的に物凄く)大役を果たした僕は「お母さん、ついに僕はやりました!」と言う感じのかなりのハイテンションで卒業式独特のしんみりとした気分にはなれません。
 式の最後、卒業生代表の挨拶でそうなります。その人は元生徒会長でしたが、泣きながら原稿を読んでいました。それに共感してやっとしみじみとこれで高校生活も終わりだなぁ〜という感じになります。でも、僕は結局泣くことは無く(泣きそうになりつつも)式は終わってしまいました。

 最後のHRでは担任の手から1人1人に卒業証書が手渡されます。まぁ、HRの話はカットします。今日の締めくくりは、何故僕がクラス代表なのかを担任に聞いたので、それを簡単にまとめて書きます。

「にしはクラスの中心だと思う。にしからだといろんな人に繋がっていく。これはにし〜の人格で凄いことだ。だから代表に選んだ」

てな感じです。そう言われてみればそんな気もします。先生いろいろとありがとうございました。

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西

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