僕らの町では滅多に雪が降らない。降ったとしても積もることなんて10年に一度有るか無いかだ。その10年に一度の日が今日だった。辺りは白い雪で覆われていた。
登校中の僕は滑らない様に慎重に歩いた。10メートル前では同級生の由紀ちゃんが歩いていた。

「おはよう!」僕は由紀ちゃんに声をかけた。
振り返った由紀ちゃんはやけに嬉しそうだ。
「おはよう!ねぇ、雪だよ雪!久しぶりだよ!」と由紀ちゃんははしゃいでいる。
そういえば由紀ちゃんは北国の出身だったっけ。由紀ちゃんの地元は毎年こんな感じで雪が降るのだろうか?
 
「地元はこんな感じ?」僕は聞いた。
「もっとすごいわよ。」と由紀ちゃんは答えた。
 
「それにしてもこっちの人たちは雪道を歩くの下手ッぴだね。」と由紀ちゃんはすれ違う人を見てつぶやいた。
道はとても滑りやすく、さっきから滑って転んでる人を何人も見ている。
僕は滑らないようにさっきよりも慎重に歩いた。
「道路は凄い渋滞だね。この程度の雪ならたいしたこと無いのに・・・。」
由紀ちゃんはそう言ったけれども僕を含めてここの人たちは、こんな大雪
に慣れていないのだ。
「仕方ないよ。ここではこんな大雪滅多に降らないもの。」

駅に着いたもの、電車は40分遅れてくるという放送が流れていた。
「ねぇ、せっかくだから学校サボって何処かで遊ばない?」
何がせっかくなのかよく分からない。しかし、せっかくなので僕もその意見に賛成することにした 。

只今、リレー小説を書いています。
皆さんもこの続きを一緒に考えませんか?最低限のマナーを守れる方ならどなたでも参加オーケーです。自由に書き込んでください。一緒にいい作品を作りましょう。
http://bbs5.cgiboy.com/p/76/02532/

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西

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