昔の自作小説紹介

2005年6月26日
小説家としてのデビュー作は昨年の9月24日です。そのころは悩みがあるなどの特別な主人公ときちんとした、所謂『起承転結』と呼ばれるストーリー構成が小説を面白くするポイントだと考え、それを意識して書いてきました。そのため、書いているとどうしても大げさな話に思えてくるのです。いや、今読み返すとこれもありかなと思えるほど、むしろこれは面白いのではないかと思います(自惚れ)。
まぁ、とにかくその当時、自分の作品に疑問をもった僕は大げさなストーリー展開を止めて、もっと自然で何気ない日常を描いた方が良いと思いはじめました。今回紹介する作品がその時書いたものです。
ずばり『雨と傘シリーズ』です。一話読みきりの短いお話が4つあります。まぁ、正直、3作目から読むよりかは一話目から順に読んだほうが面白いし、分かりやすいのですが・・・。
とりあえず、一話目の『雨と傘』のアドレスを公開と・・・
http://f33.aaa.livedoor.jp/~haiiro/syousetu5.html
キーワードは若いカップル、雨、傘。
一話目はピュアな恋愛物語、3話目はコメディー調の恋愛物語、2話目は1話と3話のつなぐために中間としてわざわざ書いた恋愛物語、4話目は調子に乗ってさらに続編を書きたくなり書いた、取って付けたような恋愛物語です。
なぜ今回この作品を改めて紹介したかと言うと、梅雨になり『雨と傘シリーズ』の続編的お話をもう一度書きたくなったから!(梅雨入りしてからほとんど雨が降っていないけど)。その前に書きたい物語も一応在るので正直本当に書けるかどうか分からないのですが・・・。

本題に戻りますが、『自然で何気ない日常を描いた作品』を目指して書いていましたら、「何か物足りない・・・」という気分になってきました。やはり、せめて最後ぐらいには何かあっと思わせる作品を書くべきだと思い始め、現在の作風にいたります。が、最近では作風にこだわるのは止めようと考えています。それに改めて今雨と傘シリーズを読み返してみると、面白いですしね。もし僕に直木賞を選ぶ絶対的な権利があれば間違いなく雨と傘シリーズの第3話「二人だけの傘」を選びます。僕より優れた作品があると分かっていても自分の作品を選びます。これが絶対的権利を持った者の強みなのです!(残念ながらそんなもの無いけど・・・)
後、2,3日後にこのブログで『にし〜の作品に恋愛作品が多いわけ』をテーマに書きたいと思います。

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西

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